地元宮城出身・仙台で15年以上債務整理を行う司法書士
仙台で債務整理の無料相談
稲辺司法書士事務所
宮城県仙台市青葉区本町1丁目5-31
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家族にずっと内緒にしてきた借金。
もう返済ができないので、このまま家族にバレずに任意整理ができるならしたい…
こんな気持ちを持っている方もいるかと思います。
結論から申し上げて、任意整理は、自己破産などの債務整理と比べて、家族に秘密で進められる可能性が高い手続きです。
家族以外に、職場にバレる可能性もありません。
その理由を解説していきます。
任意整理とは、カード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行)と直接交渉をし、毎月の支払いを楽にしてもらう制度です。
交渉によりカード会社と和解が成立すると、借金に対して将来かかる利息を免除してもらうことができます。
将来利息を除いた借金を3~5年の長期分割払いにすることで、毎月の返済額を下げられるのです。
カード会社との連絡や書類のやり取りなどの直接的な交渉は、全て司法書士に任せすることができます。
では、なぜ任意整理は家族に秘密にできる可能性が高いのでしょうか?
次の3つの理由が考えられます。
①裁判所を介さないため、官報に載らないから。
②任意整理する対象の借金を選択できるから。
③連絡や書類のやりとりは、司法書士がバレないよう融通を利かせてくれるから。
以下では、それぞれ詳しく説明していきます。
まず、任意整理では、その他の債務整理と違い、裁判所を通さずカード会社と直接交渉を行います。
裁判所で手続きが必要な自己破産や個人再生をすると、あなたが債務整理をしたという事実は「官報」に載ることになります。
官報とは、国が毎日発行するいわば新聞のようなものです。
官報をマメにチェックしているという人は一般的にあまりいませんが、少なからずあなたが債務整理をしたことが知られてしまうリスクはあります。
しかし、任意整理では官報に載って誰かにバレるというリスクがないので、秘密にできる可能性は高いということが言えます。
次に、任意整理の大きなメリットの1つとして、整理する対象の借金を選ぶことができるということが挙げられます。
一般的に、住宅ローンや車のローンがまだ残っている場合、任意整理をすると抵当に取られて失ってしまうので、対象から外すことが多いです。
すると、一緒に暮らしている家族も、住宅や車を失うことなく今まで通りの生活を送ることができるので、怪しまれることはありません。
また、保証人が付いている借金があった場合、あなたが任意整理をすると保証人へ借金の請求が行くことになります。
保証人が家族以外の人であっても、どこからか家族にバレないとも限りません。
しかし、任意整理では、保証人が付いている借金を対象から外して整理するということが可能です。
つまり、任意整理する対象の借金を選択することで、家族にバレそうになるリスクを回避することができるのです。
また、任意整理をすると、カード会社からの連絡は無くなります。
カード会社との交渉の窓口は、全て司法書士となるためです。
そのため、司法書士事務所との連絡、郵送物のやり取りを調整すれば、家族にばれないようにできます。
最近は家族に秘密で任意整理をしたいという要望が増えています。
当事務所でも、そのような要望に応えた手続きを行っています。
では、家族に秘密にできる可能性が高いことがわかった任意整理ですが、他にバレる可能性があるケースは一体どういった場合でしょうか?
任意整理を依頼すると、通常1~3日で司法書士がカード会社宛に「受任通知」を発送します。
受任通知とは、「これから債務整理をしますよ」というお知らせのことです。
受任通知が届くと、法律上カード会社はあなたへの取り立てができなくなるので、自宅に請求書やハガキが来たり、電話での催促が来たりすることはありません。
ただ、カード会社内の引継ぎに時間がかかり、すれ違いで催促のハガキが自宅に届いてしまうことがあります。
家族が保証人になっていると、保証人付きの借金を任意整理の対象に含めた場合、残念ながらあなたが任意整理することは家族にバレてしまいます。
受任通知が送られた時点で、借金の請求が保証人である家族に行くからです。
任意整理では、保証人付きの借金を整理対象から外すということも可能ですが、借金の金額が大きい場合、難しいこともあるでしょう。
債務整理をしたいと正直に話すと家族から責められるのではないかと不安になりますが、家計を立て直すには家族の協力が不可欠です。
計画的な返済をすることはもちろん、二度と苦しい借金をしないで済むように、家族一丸となって家計管理を行う必要があります。
そのためにも、家族が保証人になっているケースでは、債務整理について家族に正直に話したほうが、生活を再建するにはよいのではないでしょうか?
最後に、家族にうまく秘密でできた任意整理ですが、任意整理後に家族にバレやすいパターンについてお話しします。
注意しなければならないのは、次の3つです。
もし、あなたが銀行カードローンでお金を借りている場合、その銀行の口座は、受任通知を送った時点で凍結される可能性があります。
家族がその口座を管理していて、普段の生活費に利用している場合は、お金が引き出せなくなってしまいます。
カードローンと別の銀行であれば凍結はされないので、別に生活用の預金口座を作り、預金を移し替えておくなどの対策が必要になってくるでしょう。
そして、任意整理をするとブラックリストに載るため、あなた名義のクレジットカードや家族カードは利用できなくなります。
また、新たにクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりすることも、5~7年間はできなくなってしまいます。
これが一番現実的に家族にバレやすいパターンかもしれません。
ネットショップでクレジットカードを利用できなかったり、何度も審査に落ちたりすると、家族から不審がられるでしょう。
対策としては、デビットカードを使うか、ローンを組むのをしばらく拒むといったことしかできません。
怪しんだ家族が信用情報の開示請求をすれば、借金のことも任意整理をしたことも簡単にバレてしまいます。
任意整理後も、家族にバレるリスクがあるということを覚えておいてください。
宮城県登米市出身。2003年司法書士資格取得。
仙台駅より5分。花京院スクエア向かいに、稲辺司法書士事務所を運営。
「市民のための法律活用」をモットーに、債務整理、交通事故、離婚などの業務が専門。