地元宮城出身・仙台で15年以上債務整理を行う司法書士
仙台で債務整理の無料相談
稲辺司法書士事務所
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「専業主婦が家族にバレずに債務整理をすることは可能?」
「専業主婦が債務整理をすることで家族に迷惑がかかる?」
専業主婦の人でも、結婚前にカード会社(クレジットカード会社・消費者金融・銀行) からの借金があったり、生活費の工面で家族に秘密でお金を借りたりして、返済に苦労している人がいます。
このような場合、「家族に秘密で借金をどうにかしたい」と望んでいる人も多いですが、実際に家族に秘密で債務整理を行うことは可能なのでしょうか。
本ページでは、専業主婦でもできる債務整理の種類や、債務整理が家族にもたらす影響などについてご説明します。
専業主婦が借金の返済に困った場合、考えられる方法は大きく分けて2つ。
「別のクレジットカードのキャッシング枠を使う」
「債務整理を行う」
上記の2パターンがあるわけですが、借金地獄(多重債務)に陥る典型的な行動が、「別のクレジットカードのキャッシング枠を使う」です。
収入を得ていた時代に作成したクレジットカードは、専業主婦になったとしても使用し続けられるため、「別のクレジットカードのキャッシング枠を使う」という選択をする傾向があるのかと思われますが、これではすぐに限界が来てしまいます。
なぜなら、所有しているクレジットカードを限度額まで使ってしまうと、新しいクレジットカードの作成を考えるわけですが、専業主婦の状態では審査に通らないからです。
もちろん、消費者金融からの借り入れの審査も通りませんので、融資は期待できないでしょう。
もっとも、「別のクレジットカードのキャッシング枠を使う」ということ自体が借金解決にはならず、問題の先送りでしかありません。
つまり、専業主婦が借金を解決するためには、ご家族の協力が得られない限り、債務整理をするしかないということになります。
任意整理とは、司法書士とカード会社の直接交渉によって行われる債務整理で、利息の免除と支払期間の延長が可能です。
具体的には、元本の60回払いで交渉がまとまることが多いです。
たとえば、100万円の借金を任意整理する場合、毎月1万7千円程度の支払いに変更できるというわけです。
100万円の借金であれば、月々の返済が3~4万円程度が一般的ですので、半分くらいに抑えられることになるでしょう。
任意整理では、ご自身に収入が無くても、返済できるアテ(夫やご両親の収入からなど)があれば、そのことを依頼する司法書士に説明することで、手続きを受け入れてもらえるでしょう。
任意整理後に必要な月々の返済額を表にまとめておきますので、ご家族の収入から返済に充てられそうか確認してみましょう。
借金額 | 任意整理後に必要な月々の返済額 |
50万円 | 約8,000円 |
100万円 | 約17,000円 |
150万円 | 約25,000円 |
200万円 | 約33,000円 |
250万円 | 約42,000円 |
300万円 | 約50,000円 |
350万円 | 約58,000円 |
400万円 | 約66,000円 |
ご家族の収入から返済額を捻出することが難しい専業主婦の場合は、パートを始めるなどで、任意整理後の返済を頑張っていらっしゃる方もいますが、借金額300万円くらいまでが、現実的に返済していける範囲ではないでしょうか。
任意整理は、司法書士とカード会社の直接交渉によって進められます。
なので、裁判所を通じて行われる個人再生・自己破産といったその他の債務整理とは異なり、同居している家族に秘密で進められるというメリットがあります。
「クレジットカードを利用し過ぎた」
「気づいたらリボ払い残高がとんでもない額に・・・」
「消費者金融からの借り入れが積み重なった」
旦那様に内緒で、このような状況に陥ってしまった専業主婦の方は非常に多くいらっしゃいます。
夫に秘密で作ってしまった借金は、秘密のままで解決したいと望まれる方には、任意整理をおすすめしております。
ご相談時に、「家族には秘密にしたい」という旨を伝えることで、司法書士も郵送物や連絡手段の面で、家族にばれないように協力してくれます。
専業主婦の借金を解決する方法として、自己破産というものが考えられます。
自己破産とは、裁判所を通じた債務整理で、借金の利息・元本がともに免除される手続きです。
認められれば、借金が0になるため、手続き後の返済義務がなく、収入のない人でも手続きを行うことができます。
ただし、自己破産は、借金の原因がギャンブルや浪費などであった場合、裁判所に認めてもらえない可能性があります。(十分な反省を示し、今後の生活を改めることを伝えることで裁量免責により自己破産を認めてもらえる可能性はあります。)
また、自己破産を行う場合注意すべきことは、借金が0になる代わりに、自分名義の貯金や生命保険、腕時計、ジュエリーなどの高額財産を没収されてしまうことです。
貯金や財産を多くもっている人は、それらを没収されることになりますので、ご注意ください。
財産の没収を避けたい場合は、任意整理を検討してみましょう。
自己破産は裁判所を通じた債務整理であるため、家族に秘密で行うことは難しいです。
自己破産の手続きでは、同居している家族の給与明細等を提出する必要があります。
これらの書類を家族に秘密で集めることは難しいので、手続き前に家族に伝えることが必要になるでしょう。
また、自己破産後は「官報」とよばれる行政が発行している新聞に、自己破産を行った人の個人情報が掲載されますので、官報を見られてしまえば、家族に秘密で手続きをしていた場合でも、自己破産をしたことが知られてしまうでしょう。(官報を見ている人は稀なので、官報でバレるリスクは殆どないと考えても良いかもしれません。)
自己破産は、あなたの借金が全てゼロにできる効果があります。
自己破産には認められるための条件はあるものの、返済能力の無い専業主婦であれば殆どのケースで認めてもらえます。
家族に秘密で借金を解決したい場合は、任意整理が良いかもしれませんが、家族に借金していることがオープンであったり、打ち明けられる場合は、自己破産が最も良いのではないでしょうか。
債務整理をすると、家族に迷惑がかかるのでは?と心配する人もいます。
たとえば、「自分が任意整理をしたら、夫名義の住宅ローンが組めなくなるのでは?」という心配や、「自分が自己破産をしたら、他の家族のクレジットカードも止められてしまうのでは?」という心配などです。
債務整理をするとブラックリスト状態(個人信用情報機関に債務整理した事実が登録された状態)になりますが、基本的に本人のみに影響が及ぶもので、家族への影響は無いと考えて問題無いでしょう。
そのため、あなたが債務整理を行ったあとでも、ほかの家族名義で住宅ローンを契約することは可能ですし、他の家族は今まで通りクレジットカードを使用することができます。
借金の返済が難しくなり、債務整理を検討するときは、債務整理に強い司法書士に相談しましょう。
司法書士事務所では、あなたの収入や借金の状況、家庭の事情などを考慮し、その人に合った債務整理を提案してくれます。
借金に困っている人のために、無料で相談を承る事務所もありますので、実際に債務整理に踏み切るかどうか悩んでいる人でも、気軽に相談してみるとよいでしょう。
当センターでも債務整理の相談を無料で承っておりますので、お気軽にご相談ください。
■専業主婦でも債務整理を行うことは可能
■本人に収入がある場合、任意整理を検討
・任意整理とは利息の免除と支払期間の延長ができる債務整理
・裁判所を通さないので家族に秘密で債務整理できる
・家族に支払いの協力を得られる場合、無収入でも任意整理が可能
■本人に収入がない場合、自己破産を検討
・自己破産とは利息・元本の免除が可能で借金が0になる債務整理
・同居する家族の収入状況などを提出する必要があるため、家族に秘密で行うことは難しい
■あなたが債務整理を行っても家族の信用情報に傷はつかない
・他の家族名義で住宅ローンの契約などを行うことは可能
宮城県登米市出身。2003年司法書士資格取得。
仙台駅より5分。花京院スクエア向かいに、稲辺司法書士事務所を運営。
「市民のための法律活用」をモットーに、債務整理、交通事故、離婚などの業務が専門。